鉄道会社 スタッフのスマートフォン使用を禁止

ベトナム鉄道は、運行の安全と秩序の確保のため、スマートフォンを含む電子機器の使用禁止を検討中です。
これは、立て続けに起きた事故で2名の死亡者・11名の負傷者を出したことを受けて講じた列車事故防止を目的とした企業取り組みの一部です。

今月初めに発表された決議案によると、運転士、あるいは鉄道警備員やその類の職務にある職員は、勤務時間中の、電子機器の使用、特にスマートフォンの使用が禁じられます。

鉄道運行の安全確保を目的としたこのキャンペーンのを指揮するため、6月から8月の間に運営委員会が開かれます。
ベトナムつ鉄道は今月、鉄道の運行と安全の確保に集中するため、全ての部署に、社員旅行やスポーツイベントを一時的に取りやめ、ミーティングを行うことを要求しました。

ベトナム鉄道では統合監視システム立ち上げ 計画の研究と、誰もがアクセス可能な監視システムを統一するよう求められてきました。監視システムの投資、
導入、管理、開発には、統一性が求められ、また経費の節約などにも応じる必要があります。

ベトナム鉄道は鉄道のセキュリティ・安全管理担当の複数の部署に、次のような要求を課しています。まず、協力して列車事故の分析を適時に行い、原因を特定し、関連部署内で責任の所在を明らかにすること。また、業務手順に確実に従い、鉄道交通の安全をまもるための迅速かつ長期的な対応策を提示すること。そして、スタッフの勤務時間と収入を見直し、必要に応じて変更を加えることです。

今年5月、チュオン・ホア・ビン副首相は公共旅客輸送機関に対し、早急に列車事故収拾のための措置を講じるよう促しました。
列車事故は連続して5月末に起こり、死者2名、負傷者11名を出しました。線路、車両も損壊し、鉄道は数時間不通となりました。