昭和アルミニウム缶-ベトナムでの第二生産拠点が完成-

昭和電工株式会社(SDK;TSE:4004)の子会社で東京品川に本社を置く、昭和アルミニウム缶株式会社(SAC)の新工場がベトナム中部のクアンナム省ダナン市に完成しました。この工場は昭和アルミニウム缶株式会社の子会社、ハナキャン社のもので、竣工式が6月8日に行われています。(2017年2月14日の「昭和アルミニウム缶 ベトナムに第二生産拠点の設立を決定」をご覧ください。)

ハナキャン社の新工場はベトナムで二つ目の生産拠点となり、その年間生産能力は缶体7億個です。同社は現在、生産ラインの総キャパシティを上げるため、ハノイ市近郊のバクニン省にある自社工場での缶蓋生産に向けて動いています。この取り組みが完了する10月には、缶体・缶蓋の総生産キャパシティはダナン工場と合わせて、年間20億個となる予定です。

2014年5月のハナキャン社獲得以降、昭和アルミニウム缶株式会社は最先端の生産技術、そして品質管理システムの導入を実施しており、ベトナム北部全体での売り上げを順調に伸ばしてきました。
同社は、より質の高い製品を提供し、市場のニーズに応え、ハナカン社の新生産ラインをベトナムでベストにするために尽力することで、ベトナム中部での更なる売上の向上を目指しています。

昭和電工株式会社について

昭和電工株式会社(SDK; TSE:4004, ADR:SHWDY)は、大手化学製品製造会社で、重工業から電子コンピューター産業分野にわたり、広く製品提供を行っています。石油化学部門ではエチレンおよびプロピレンなどのクラッカー製品を提供しています。また、ケミカル部門では産業用の高性能・高純度ガス、そして半導体やその他産業用ケミカル製品を、無機事業部門ではアルミナや研磨剤などのセラミック製品、耐熱・黒鉛電極、そして高品質カーボン製品の提供を行っています。

さらにアルミニウム部門は、アルミ材、高付加価値アルミニウム製品を、エレクトロニクス部門はハードディスク、超高輝度LEDやレアアース磁石合金などの化合物半導体を、そしてエレクトロニクス部門の先端電池材料事業部(ABM)は、リチウムイオン電池関連製品を提供しています。